U氏との対話

 いろいろな意味で僕に示唆を与えてくれる人物、それがU氏である。そんなにしょっちゅう会うわけではないが、だからちょうどいい感じで刺激的なのだ。週に3〜4日も徹夜をしてしまうという今の彼の職場に対し、決して愚痴を言うわけでもなくさらりと一生続ける仕事ではない、と言い切る。そして、次なる自己の仕事(作業としてではなく、意欲的な)についても確実に分かっている。非常にリアルで、具体的なヴィジョンを語ってくれた。
 次、何をするべきか。何をどうすべきか。僕自身にとっての最大のテーマである。基本は、やはりメロメロポッチでしかない。明日のランチの大根を煮込みつつ、こうやって日記を打つ。決してかっこいい風景ではないが、バックには最高のBGM。藤森利晋の歌う“はやく慣れることさ”。あの夜に録音したものだ。誰もいないはずのこの空間は、ドラマにあふれていた。どんなドラマよりドラマティックに、そして限りなくリアルに。ヨン様の冬ソナ、第一回を観て吸い込まれそうになってしまった自分がちょっとだけ悲しい。
いつしか、“伸るか反るかーIt's up to you"に曲は変わる。ときに、メロメロポッチは店であるが、別の言い方をすれば「生活」である。つまり、この生活という基本を呼吸のように自然にできることが、まず第一の扉である。
 対話の中から見えるのはいつも自分自身の道である。まだ未知の。