2004-01-01から1年間の記事一覧

すべてはつながっている

当たり前のことだけれど、如何にこのことを認識するかが大切だ。つまり、慌てる必要はなく、じっくりといくだけだ。孤独やさびしさ、不安といった要素は、まさにこの認識の不足による。変化を止めることは誰にもできないが、ベースに“すべてはつながっている…

夜を楽しむ

12月25日、メリークリスマス!そんな挨拶で時は流れてゆく。今夜のメロメロポッチはニーマンマ(バンド)が主催するクリスマスライブ。連日連夜のイベントで、惰性に流されている感もあり、ほとんど、無の状態。何の期待もしていなかった。けれど、心温まる夜…

聖夜

太田真佐代さんのクラッシックギターがメロメロポッチに久しぶりに鳴り響いた。素敵なフルートとともに。聖なる夜にふさわしいLIVE だった。繊細な贅沢なひととき。まさにひとときだった。けれど、今彼女は悩んでいる状態だと曲の合間に語っていた。ネイティ…

遠い記憶

いつか何かものを書くならタイトルは「遠い記憶」しかないと思っていた。ルーツは誰でも辿ることはできる。すべてそれぞれ自分自身の中にある。そう思っていた。 聖なるもの、日本人はゆっくりとこの聖なる物の扱い方を忘れかけている。今日の日中、講演に来…

歌うリアリティー

先日のアンダーグラウンドライブに池田洋一郎さんがどうしても都合が悪く出演できないということで、特別に歌わせていただいた。本当は先月きて下さっていたみねちゃんの前で、どうしようもない満月の夕を歌ってしまい、そのお耳直しに歌いたいと思っていた…

本日一番のお客様

時としてその日、来られるお客様が分かるときがある。本日一番初めに来られたお客様も予感どおり、きっちりといらしてくれた。38,9歳まではどん底。そこから大いに這い上がられた人生を歩んだ彼は今78歳。最高潮のころは腹巻にいつも100万円、財布には10万…

上半身と下半身タイガース

ソラネコのアルバムに「上半身と下半身」という隠れた名作があるが、今回はそのことではない。ようやくファンヒーターをつけて冬らしい雰囲気をかもし出したメロメロポッチだが、どうも、暖かい空気は上に流れていってしまい、かおは暑いが足は寒くなってし…

音楽を超えた音楽

2004年最後のSU-PERCUSSION のライブを終えた小幡さんが、「今年はいい年だった。より自由に遊べた。」と話してくださった。小幡さんの遊びは音楽を奏でる世界の中でのこと。常連のMさんも「不思議と小幡さんのライブの翌朝は体が軽くなる。」と感想を述べら…

顔には二種類ある。時間の流れを感じさせる顔と、まったく感じさせない顔。当然のことながら、この時間のトンネルの中から抜け出すことは何人にも不可能だ。つまり、同じ時間を生きているにもかかわらず、感じてしまうこの違い。「感じるか〜い?」というス…

青春、ああ、そのとき・・・

今夜のメロメロポッチは、甘く切ない青春の空気に包まれた。激しく揺れ、そして静かに流れる。今読んでいるネイティブアメリカンが訴えるふれあいを地で行っている。生きているって当たり前のことだけどこんなことなんだなぁとしみじみ感じた。男と女が東京…

携帯電話

携帯電話のメールに最近とんでもない数の出会い系が入ってくる。もううんざりだ。消去するだけでもかなりの時間を要する。真剣に、携帯電話を解約しようかと考えている。道具は便利であってもなくてもひとつ所有するだけで、そこから新たな関係性が生まれる…

聖なる場所

営業中に泣いた。二人のお客さんを前にして。ものすごいことが起こった。森ようさくさん。ワンネススクールを鳥越で営む山のひげきたさん(ルックスライク)ひげきたさんではないが、ようさくさんともアースデーで出合わさせて頂いた。もうお一方、初めてのお…

詩の世界

上田假奈代、阿佐田亘(大和川レコード)のライブが今夜メロメロポッチで行われた。表現に当たっての緊張感が心地よく漂う空間に早代わり。関西の表現者にはいつも教えられる。一期一会の精神でステージに立つ。それが表現者として最低のルール。SU-PERCUSSI…

忘れることなく悲しみを持て眠っていても夢見ていても

先日、富山のあるイベントで弾き語りをしてきた。たくさんの歌を歌ってきたが、基本的に歌いたい歌しか歌ってはいない。あらゆるステージでそうなのだが、歌いたい歌を歌わねば伝わらない。メロメロポッチにはたくさんの富山のお客様が来てくださる。どなた…

結婚式

友人の結婚式と披露宴に参加するため、土曜日福岡まで行ってきた。何度出ても泣けてくる。親への感謝の言葉のときに・・・無条件で自分を受け入れてくれる人がこの世に存在することのすばらしさ・・・そんな言い回しで新婦は泣かせてくれた。もちろん字面だ…

文化祭

学生時代、僕たちの人文学部の前の芝生にビニールハウスを毎年設営していた。なぜか食べ物はボルシチ。煙草はガラム。これが定番だった。最近、メロメロポッチのメニューもチキンカレーが静かなブームを呼んでいるものの、なにか、せねば・・・そしてボルシ…

横浜ランドマークタワー

2度、最上階に上ったことがある。車がミニカー、人間はありんこに見える。昨夜、音楽堂で金澤攝氏の演奏会に足を運んだ。中盤で突如、最上階からの僕らの日常のイメージがひろがった。人間はもっと、もっと、あるいは何を思って日々、右往左往している。実は…

パンパン

寿子のケーキで伊豆、もとい、ケーキデイズ。大盛況につき太ももパンパン。仕事をした〜という充実感、そして、こんなにも多くの人々を動かす寿子さんの6年間のヴィクトリアカフェの足跡に、頭が下がる。 亀をこよなく愛する彼女はナチュラル派だ。自分の感…

やる人が他にいないから、やる。

夕暮れ時、待ちわびたお客さんが来てくれた。携帯もパソコンも持たぬ彼は、歴史に名を残す人。特異な彼の仕事は時代に埋もれた名曲のほぼたった一回の再現。見つけたのだ。彼自身がその仕事を。 その仕事をするには、まれに見る好環境にある彼。そして、後の…

満月の夕

ここ2回ほど、この歌をうたってみなさまにつらい思いをさせてしまった。けれど、本日の夕べ、つかみました。歌は漠として歌うものではなく、誰かに捧げるもの。ダイナミックレンジを捨ててレッドゾーンの世界へ。 明日のドロップアウト賞をお楽しみに。

兼六園

今日、ちょっとした用事で兼六園に出向いた。日本三大庭園のひとつ。そこで2人の知り合いの顔を見た。仕事をしている二人。すぐ横を通り過ぎてもまったく気づかない。寂しい反面、初めて見た仕事中のふたりの姿に何かまっすぐなものを見た。(温かいオーラに…

新蕎麦を打つ会

今日、午前から、蕎麦打ち名人の中山さんを迎え、新蕎麦を打つ会がメロメロポッチで催された。生まれてはじめて蕎麦を打つ現場を見させていただいたけれど、なかなか奥が深い。初めての企画なだけに、こちらもかなり緊張した。蕎麦打ちを見てうなっているだ…

仏になる

最近の、僕の中のトレンドはDNA。 生命の主役として(D.N.A.ROCK CAFE も好きだけど)。けれど、今夜は仏教的な目標とも言える「仏になる」ということについて考えてみたい。釈迦は、あの、木の下で悟りを開いたと言われている。けれど、具体的には複雑だか…

オレンジ色の椅子

カウンターの椅子のカバーを張り替えた。チェック柄からオレンジ色へ。最近、最も僕に示唆に富んだ話しをしてくれる大学生のお客さんに手伝ってもらいながら。心の中でつぶやく。あぁ、何度この椅子のカバーを張り替えただろう?それは、いい意味で長くこの…

人類の種類

メロメロポッチに毎月送ってくださるネオントークというイカシタ月間フリーペーパーの今月号に、衝撃的なはじまりのコラムを見つけた。 “人類には大きく分けてファッション雑誌を読む人間と、読まない人間の二種類しか存在しない” そんな二種類・・・か、と…

おっとこどっこい!

先日東京で式を挙げた高野さんのことを日記に書いたら、なな、なんと今日ぬかりん(嫁さん)と二人でメロメロポッチに来てくれた。まるで夢でも見ているような、あるいは、俺の疲れもここまで来たか!と思わせる一瞬だった。(ありがとう、来てくれて) 高野氏の…

高野さん、結婚おめでとう!

昨日、高野さんがめでたく結婚した。といっても、ル・高野男氏ではない。横浜在住のHEAT WAVE バカ。すなはち、愛すべき同じ血が流れる男である。金沢のHEAT WAVE ライブの際、打ち上げの料理を作らせてほしいと言ってはるばるやってきた男。 様々な変なお客…

パソコンおたく

しばらくの間、パソコンが壊れていた。店でインターネットができない。したがって、この日記もずっとお休みだった。この間(かん)、思ったこと。あ〜俺もかなりのパソコンおたくだな〜、なんだか気になってしょうがない。だれか〜!グーなタイミングで来て…

男しか持ってないものな〜んだ?

いろいろあるかもしれませんが、とりあえず誰かに聞いて見ましょう。これ誰の?「彼んだ!」(彼のだ) という訳でカレンダー。このなぞなぞにはかなりの無理がある。今夜の僕の思考はここまで。

カウンターでメロウ横丁を読む女の子

夕方、Nちゃんがカウンターに座ってコーヒーを飲んでいた。小幡さんのライブにはまだ時間がある、あのまったりとした時間。くすくす、会話のないカウンターの隅から笑い声が聞こえてくる。手にはメロウ横丁! あっ!と思った。僕らが目指していたメロウ横丁の…