2010-01-01から1年間の記事一覧
歩いて行く。この道を。冗談と愛と音楽にあふれたこの道を。シニカルになればすぐさま戒めてくれる人。鼻水をすすれば心配してくれる人。公演を打つといえば精一杯協力してくれる人。夢を追いかけて仕事をやめた人。乗り越えてみればその壁が意外と低かった…
うかつにも普段持ち歩いていてもめったに使うことのないハンカチを使ってしまった夜。それは、この前の日曜日の夜。佐藤ヒロキさん、やってくれました。僕のまったく好きでもない歌を歌い続けている青年。その夜のクリエイティブなことといったら!!AZホ…
まだ終わってないけれど、脚本が仕上がり、通し稽古が終われば、おおむね今年も終わり。相変わらず楽しく最高な一年だった。しかし、今年ほど「あっという間」というせりふが僕にとってぴったりな年はなかった。光陰矢のごとし、少年老い易く学なり難し。い…
祝島の目の前に建設しようとしている上関原発の予定地の埋め立てを中国電力がはじめようとしているというメールがあちこちから飛び込んできた。山口県知事のOKサインのもと。だが全国の文化人やジャーナリストがNOの声を上げている。もう、原発の時代は終わ…
映画「ミツバチの羽音と地球の回転」のシネモンドでの2週間の上映会が無事終了した。劇場公開だが、市民が応援する形をとった実行委員会スタイルでの上映で、目標の500名を超える633名のお客様にご来場いただくことができた。 お声掛け、ご協力くださ…
今日の夕方の集中豪雨で、メロメロポッチが浸水した。13年目にしてはじめての出来事。 県庁に用事があって19階のロビーで県の広報番組を大画面で見ていると、浅野川水害の時の映像が映った。ズボンのすそをまくりあげ見覚えのある男だな〜と思った瞬間、それ…
二日続けて朝までメロメロポッチ。なかなか濃い二日間だった。一昨日は激団トラベルボンバーズの練習、そしてその後のナポレオン大会。昨晩は、久しぶりの強烈なお客様のご来店。僕はソファーで爆睡、残るスタッフが応対なされていた。それにしても、現実は…
人は死に、カバも死ぬ。欲望の銀河で書いたクロの台詞「つまり、この世は死によって埋め尽くされている。」は、今日にはじまったことではなく、生命誕生の昨日からずっと続いてきたことで、さらに明日も続いていく。しかし、親しい友人や、愛すべきカバの死…
そして、昨晩観たアカデミー賞長編ドキュメンタリー部門賞を受賞した映画「ザ・コーヴ」。反日映画との指摘を多々受けていたが、これは日本の問題ではない。作品はそれをつくる者の動機がいろいろな意味で大きな影響を与えるが、その意味でも「反日映画」と…
皆様からのたくさんの愛情によって、12周年の節目を無事迎えることができた。ありがとうございました。金大サークルのエクストラが午前0時すぎ、またしてもメロメロポッチへ捧げるオリジナルソングを披露してくれた。スタッフのみんなが後で、次々に「愛され…
「金沢から世界へ。」すばらしい言葉。「歌で、あなたのつばさになりたい。」文化ホールでのワンマンライブを観て来た。歌もさることながら、お客様のあたたかい拍手の音圧に、泣けてきた。大きなホールの隅々に、支えるみんな、お客様のあたたかさに満ちた…
ハセケンの声は意外と太い。裏声の部分が取り上げられがちだが、ベースになる声は決して細くはない。そして、裏腹にその歌詞の繊細さ。長谷川等伯の国宝を歌にすれば、きっとこうなる。ゆえに「人間国宝 長谷川健一」となるわけだが、今朝送られてきた彼から…
3回目の選キャンは、新たな展開に入った。候補予定者とミュージシャンと市民。という構図から、それら3者に加え「20年後の金沢を考える会」という若手市議5人が公開討論会に加わってくださった。いよいよ、政治的に熱いものを感じた夜だった。政治の世界は…
この春は、僕の人生でも最高にお通夜、葬儀の多い季節となった。うっかり深夜、遠くに住む古い友人にそのことを電話したりもしてしまった。電話したところでどうにかなるものでもなく、すべて受け止めていくしかないのだが。 けれど、やはり僕にとってそんな…
先日、東京へ、とある演劇の公演を観に行った。とりとめてどうということのない登場人物のキャラ。ありふれたテーマ。ありふれたタイトル。どこをとっても、観る人にプレッシャーを与えない内容。けれど、それらの入り口のゲートの低さとは裏腹に、この国の…
西の上田假奈代、東の増山麗奈。21世紀の日本の歴史に残ると僕が思う二人の女性。ますますご活躍中の二人に加え、もうひとり、平成のジャンヌ・ダルクがいたことを書きとどめねばならない。 鎌仲ひとみ映画監督。富山県出身の彼女こそは、閉塞感あふれるこ…
なつかしのル・高野男さんがスタッフとして復活し、若干の暇をもてあそんだ僕は思わず、「ルさんなんか楽器でもするか?」と問いかけてしまった。しばらくの沈黙の後、「あ・ギャグロック。」ひとことのささやきに、メロメロポッチが凍り付いてしまった。現実…
一冊の本が送られてきた。郵便物でも、借りた本でも、新聞でも、かなり情報過多なぼくにとって、この一冊は最高の贈り物だった。長野から送られてきたこの本は、クリシュナムルティーの「瞑想」では表現しきれないものがあふれていた。と同時に僕のこれから…
難しいことをする必要はない。反省する必要もない。深く考える必要もない。ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ願えばよい。こっそり、誰にもふれずにそーっと願う。笑ってしまってもいいし、真剣な眼差しでもいいし、瞳を閉じたままでもいい。忘れてしまって…
毎月、月初めはパーカッションソロの小幡さんのライブでメロメロポッチの幕は開ける。“細胞からの音に出会う瞬間”というサブタイトルを毎回“ラスト ライブ”にしましょう、というのはライブ前の雑談。もっとも自我から開放されるこの夜は、計らずとも心が勝手…
選挙に行こうキャンペーンのために、前回に引き続き今回も、某大物議員さんのところに今朝、ご挨拶に出かけた。先生はやはり「なぜ?そんなことを・・・けったいな。」そのような感じで僕たちのキャンペーンに若干の違和感を持たれていたようだった。裏を返…
ピースウォークのミーティングが今日、といっても昨日の昼からメロメロポッチで開催された。インターネット世界生中継というおまけつきだったが、スペシャルな時間はみんなが帰られた夕暮れ時にやってきた。ひとり、またひとりと帰られる中、あれ?今日のス…
4月18日の日曜日、湯涌創作の森にて今年のアースデーが予定されている。しばらくの間、ピースウォークやなんやらかんやらで、アースデーからちょっと遠ざかっていた僕だが、今年の実行委員の数が少ないとの知らせを受け、なに!!ということで参加するこ…
2010年。新しい年を迎えた。当たり前のようにめぐり来る季節。そして新しい時間の数々。しかし、この当たり前のように向こうからやってくるような新しい年に今年ほど感慨深いものを感じたことはなかった。実にありがたい。どれほど思いをめぐらしても知り尽…