虹の物語

 天才山本秀二氏の絵本の朗読会が今夜、催された。実に不思議な流れの一日だったが、一日という時間の大いなる流れを実感するには十分な一日だった。
 映画や小説など、みた後に現実に影響を及ぼさないものは、取るに足らないもの。そんな固定観念が、僕の中にある。秀二氏の「虹の物語」は、果てしなく僕の世界観の地平を広げてくれた。そして、今夜の朗読会の深い喜びは、一言で表現することは非常に難しい。集まってくださった皆様のお帰りの表情が実によかった。その一言に尽きる。いい夜をありがとうございました。秀二様、みなさま。