はじめてのこと

 出馬するための段取りを生まれて初めてしている。自分の後援会を立ち上げるために、県庁に届出をしたり、その証書を持って口座を開設したり、出馬表明後に、各マスコミ(新聞社)の皆さんから求められる調査票を書いたり、街宣車の段取りをしたり・・・
 挨拶すべき人や、所に全然行けてない。焦る気持ちもあるが、今は一つ一つをきっちりとやらねばならない。
 現在メロメロポッチで個展をしてくださっている前島武さんが、「守ろう!クマのもりを」コースターや、ポートレートを作ってくださった。前島さんといえば、あの素粒子の夢ー吟遊詩人企画の折、倒れ、死の淵から生還してきた人である。あふれ出すその作品の数からも、僕が知る中で最も尊敬すべき真のアーティストだ。せっかくの個展なのに、僕が出馬で落ち着かず、十分なケアーもできていないのに、文句ひとつ言わず、笑顔でいつも僕を励ましてくれる。泣きそうなくらい頭が下がる思いでいっぱいだ。
 ホームページやチラシの制作にあたってくれている華代ちゃんも、いろいろ大変な中、一生懸命やってくれる姿は胸を打つ。また、みねちゃん、常連の皆さん、ライブに来てくださるお客様、みんなが僕を信じて励ましてくれる。34歳にして、出馬に際して、すでに多くのものをいただいた。選挙は得票数が結果ではあるが、問題はそんなところにあるのではなく、僕がどこまで深く関わってくださる皆様に感謝できるか、そして皆さんの信頼に応えられるか、だ。やるべきことは無駄な公共事業の中止、電力自由化による電力コスト削減、予算にかかる情熱以上の情熱と冷静さを持った決算の実施、天下りの完全廃止、GDP 上昇より食料自給率上昇を目指す、環境と平和を基本におく教育方針の制定、話し合いによる国際問題解決重視の外交、劣化ウラン弾の使用禁止世界条例の制定、石油使用量削減のため石油製品税の制定と、自然エネルギー利用拡大のための政策・・・多すぎて書ききれない。
 けれど一番やるべきことは、いのちを大切にした政治、いのちに優しい政治、戦争もテロもない穏やかな世界作り。いのちが豊かに暮らすために一番必要なみどり(環境)の充実。問題は多すぎるからやる気が起こる、そんな夜。