いろいろな人とお会いする機会が増えている。生き様はさまざまだ。暁鳥敏という思想家であり、僧侶であった偉大な人物の一番弟子の林暁宇上人に先日お会いしてきた。寺も門徒もない不思議なスタンスを貫く彼の生き生きとしたその瞳、そして何よりも深い思索に感銘を受けた。上人が暮らす山間の穏やかな空気と８０歳とも思えぬリアリティーのあるお話。
どうでもよくなってきた。自分の考えていた範囲の狭さ。
けれど、これだから人生は面白い。心を開いて向き合えば、その人の持つよさがどんどんこちらに入ってくる。理屈ではないが、体験は心と心で共有できるものなのだ。そしてそれが、心の栄養になる。ご馳走様でした。
拝
