緑中学校同窓会

 34歳の同窓会、いくつになってもあの時に帰ってしまう。不思議な感じだ。鼻水をたらして、半ズボンをはいて遊んだみんなが、家庭を持ったり、仕事で思いもよらないことをしていたり、親になっていたり・・・
 小学校からずっと一緒だった僕たちは、何の気取りもなく、ざっくばらんにそれぞれの今や、あの日を語り合った。会うことそのものが人生の中で一番意味がある。就職してから最も痛感したことだ。
 何人かの亡くなった同窓生の話も出た。でも、僕らの心の中にしっかりと生きている。生きても、死んでも僕らは永遠に同級生なのだ。
 それぞれに信じた道を僕らは生きる。