ごみの減量に命を賭ける

 本日の朝日新聞に、環境省が家庭から出るごみの処理を原則有料にする方針であるという記事が1面に出ていた。いよいよみどりの会議の出番が近づいてきたようだ。
 家庭から出るごみが減らないのはなぜかという根本原因を考えようともせず、金を取れば減るだろう、という安易な策はまた市民から多くの反感を買うだろう。反感だけならいいが、不法投棄が劇的に増えることが目に見えている。確かに、ごみ処理場のキャパを超えそうな勢いなのは分かるが、であるからしてなおさら根本から見つめなおさなければいけないと思う。

 僕たちは、何もごみの量を増やしたくて日々生活しているわけではない。

欲しい物は中身だけなのに過剰な包装が施され、どんどんゴミ箱が膨らんでいくのが現実なのだ。そう、商品に占めるごみの量によってごみ税を、企業にかけるのが王道だろう。商売をする人々に平等にごみ税をかければ、日本の企業努力が一直線にごみ減量にむかうだろう。同じ品物で、梱包や包装によって、値段が変われば安いほうを選ぶのは、経済の健全な論理ではないか。