兼六園

 今日、ちょっとした用事で兼六園に出向いた。日本三大庭園のひとつ。そこで2人の知り合いの顔を見た。仕事をしている二人。すぐ横を通り過ぎてもまったく気づかない。寂しい反面、初めて見た仕事中のふたりの姿に何かまっすぐなものを見た。(温かいオーラに包まれていたような気がしたのは、知っているというこちらの安心感のせいだろう)
 あたりまえのことなのだが、みんなどの瞬間も何かをして生きている。仕事をしたり、悩んだり、考えたり、振り返ったり、立ち止まったり・・・ただ知らないだけで、見えていないだけで・・・
 ルさんが、人生はなんのためにあるのか?という僕の問いに対して答えた「いろいろなことを経験するため」という言葉がうっすらと思い出された。

いろいろなこと、こんなウオッチな経験でも経験なのだ。生きているとはそういうことで、否が応でも日々何かを経験してしまう。

天下の名園にても、僕の興味があるのは人間なのか?読書と同じく何度行ってもそのつど考えるテーマを与えてくれる。ありがとう兼六園、そしてお休み。