21世紀美術館

 行って来ました。2回目。けれど、今回は別件。すなわちアースデーフェスティバルのまるび〜での開催を打診するため。映画のセットのような廊下。時間間隔を狂わせるおしゃれな雰囲気。まさに21世紀美術館。やわらかいセンスを感じた。けれど、この美術館の効果が現れるのはおそらくはやくとも100年後くらいだろう。最近の人々はすぐ経済効果があるの、ないのというがあまりにもつまらない。目に見えるもののチープさに早く気づくべきだ。真の刺激は衝撃的なもののことのようにいう人が多いが、一面当たっているようだが、逆に気づかぬうちに入り込み、定着させるもののほうが興味深く感じられる。アースデーがうまく21美で開催されるかはまだわからない。けれど、それとは別に、何か明るい希望を感じさせてくれるこの場所から多くの発想と出会いが広がっていく予感が僕の胸を渦巻く。
 またこの町が好きになる。果てしなく広がる“好き”の世界。広く心の両手を広げ、バランスをとる。風は冷たいが一向に苦にならない。向かってくる北風にも愛を感じて眠る。今年もいい年になりそうだ。