白山ミーティング〜虹の村を作ろう〜

 なぜ白山ミーティングなのか? 2年間の時間を費やしマタベさんと事あるごとに煮詰めてきた。日本国石川県金沢市松村・・・これが僕のいわゆる住所だ。けれど、この白山ミーティングの発想では僕の住所はこうなる。
  「虹の村 白山水系」
虹の村はどこにあるのか?まずおのおのの心の中である。虹のような調和を保つ、それがこの村のたった一つの決まりごと。そして住まいはどの生命循環の中に生きているか、が最も重要な鍵になる。すなわち、どこから流れてくる水によってその肉体の水を循環させているか、言い換えれば生きているか、である。ネイティブアメリカンの思想の根幹は「すべてはつながっている」「母なる大地」である。つまり、白山水系の水の恩恵によって生きる私やあなた、熊や鹿、そして、その大地に根付く植物たちもすべて白山の子であり、白山の一部分なのだ。そこに生える木を切るという行為は、私の、あるいは白山の腕を切り落とすということとなんら変わりはない。当たり前だけれど、見落としがちな命のつながり、それを心から再認識するためにこのイベント「白山ミーティング」は開かれる。母なる大地から生まれてきた私たちのすべての命は、つながっている。そのつながりこそが私たちが今、最も見つめなおすべきポイントではないだろうか。昼下がりのミーティング。
愛すべき白山。