ひきこもってちゃだめよ〜

 今日、ひさしぶりに某ひきこもりのお客様が出てきてくれた。日本人の7割が鬱傾向にあるという衝撃的な話もあるが、やっぱり出てこなくちゃいけない。最初はうわついていたお客様も、最後にはご機嫌な笑顔で帰られた。引きこもるのにもパワーがいるし、相当のテンションも必要だろうが、どこかに余裕も感じられる。とにかく、僕は単純にみんなの顔が見たい。その時がその時、と言ってしまえばそれまでだが、できるだけたくさんの顔が見たい。そしてこの混沌の空間から予期せぬうねり、あるいは物語の始まりを期待している。
 ドアを開けて、町へ出よう。ぼくも明日のために靴を磨こう。