毛布1枚とパンひとかけら

 昔、ある女優さんと話をした事がある。華やかな世界に生きる女性だから、まったく僕とは世界が違う。彼女の仕事は当然のことながらうかがい知ることができる。けれどどんな日常をすごしているのかは、まったく想像ができない。それほどシリアスな話をしていたわけでもなかったが、ぽろりと「毛布1枚とパンがひとかけら・・・そして波音があればそれでしあわせ・・・」そんな言葉を聞いた。なんとなく切ない気持ちになったがときはそのまま流れていった。
 毛布一枚とパンひとかけら

そんな幸せ・・・思い出すの日。