遠くの友

 昨日から、福山に行って来た。後輩が結婚したのだ。失礼な言い方をすると、もっとも結婚とは疎遠なイメージの男。しかし、いたのだ。まったく彼にぴったりの素敵な女性が。僕の心配は、まったく杞憂に終わった。我侭な彼をそのまま、受け入れてくれる彼女に頭が下がった。あたたかく、おおらかで、愛に溢れていた。集まった友人全員が、ぴったりと同じ見解。最高に穏やかな空気が流れた夜だった。
 県外の先輩が、週に1度はメロメロポッチのHPをチェックしてくださっているとのこと。一瞬恥ずかしさで躊躇う。(何に?)
 僕は、かなりオープンな気持ちでこの日記を書いている。常に、心にはハセケン(長谷川健一)の歌詞への問いかけがあり、マヤ暦への賛嘆と驚愕。メロメロポッチの日々のドラマチックさへの感動・・・
 僕たちは、服を着ている。「がさがさ」。そんな名の衣装を。だけど、そろそろ脱ぐべき時が近づいている。この衣装をはずせば、おおむねの問題は解決する。そう僕は信じている。この衣装間の摩擦が、無限のストレスの連鎖を生み出している。けれど、この衣装をはずせば摩擦もまた楽し。問題は
なくなる。夢のような話だけれど、現実だって夢のようだ。さっきまで集ったみんなは一瞬のうちに離れていく。
 「がさがさ」を脱ぎ捨てるとき、君は君になる。
 「がさがさ」を脱ぎ捨てたとき、僕は君になる。
 「がさがさ」を脱ぎ捨てたとき、今が永遠になる。