光の色

 間違いはいつも、ときめきのはじまり。
27日、金曜に開催される「天草tengusa 音旅 2007」の匠君から電話をもらったのはつい何日か前の夕暮れだった。前のライブ会場に忘れた荷物をメロポチに直接送りましたのでよろしく、とのこと。なにか楽器かと思いきや、それは書籍だった。会場で販売が目的の正木高志著「空とぶブッダ」。今日の日中、お客様が途切れた時間を見つけては全部読んでしまった。
 すばらしい内容。心がそうそう!!と何度も自然にうなずいていた。その中でも、光の色の話はぐっときた。透明な光の色は地上では木々の葉の緑になる。言われてみればなるほど、光合成の結果、葉っぱが色づくわけで、光が緑色に還元されているのだ。

 たましいのふるさと。ひかりの世界。それはこの世の葉っぱのみどり。命を、たましいを大切にする人は、みどりを大切にする人。みどりを大切にする人は、自然を愛する人。自然を愛する人はやさしい人。みんなが優しくなれば、自然もそれに応えてくれる。誰のはく息も、みどりは受け止めてくれる。そう、やさしく、だまって。僕ももう少しやさしくなる努力をしよう。そっと誓った。
 マヤ暦のお正月に。