七年ぶりの再会

 昨晩のぼくにはある確信があった。心の中で強くこう叫んでいた。
「この夜!!」「この夜!!」と。何が起こるのか分からない。けれど、この夜を逃しては元も子もない。そう思っていた。いわゆる直感。
 10月の演劇のための曲をピアノでなんとなく作って気分よくピアノのふたを閉めたその時だった。七年ぶりに彼女がドアを開けた。名前も忘れたが、衝撃度でいえば、この10年で最高の彼女が。死んでいるのでは・・・と思うこともたびたびあったが、生きていた。
 そこから、メロメロポッチな夜のドラマは始まった。次々訪れるお客様。最後にはバースデーパーティーを終えた白いワンピースの美女が来メロ。
 皆様が帰られて、ひとり余韻に浸る。長い間やって来たな。メロメロポッチ。いろんな方に影響を与え、そしていただき。まだまだ面と向かって話したいお客様はたくさんいらっしゃる。けれど、メールや、風のうわさで元気な様子を知るとほっとする。
 会うべきときには必ず会える。そう信じて。

おやすみなさい。