ことばにできるくらいなもの

 言葉の範疇におさまるもの。一日経ったら忘れてしまうもの。そんなものにたいした意味はない。ことばにできない感情、追いつけない感覚。そんなものを僕たちは探しているような気がする。
 遠くにいるあなたが、あるいは近くにいるあなたが、探しえていたらそれは素晴らしい。11年目のメロメロポッチは、おそろしく穏やかで淡々と時が流れる。まるでこんな日がやってくることは想像もできなかった。けれど、その淡々とした日常の中、ことばにできないもの、感じきれないものに出会う。言葉を失い、時間が飛ぶそのとき、あらゆる感覚がまたリフレッシュされる。
 ことばにできないものをどう表すか、詩人や脚本家は月も見ずに深夜、格闘する。果たして・・・
 おやすみなさい。