次回演劇 「宵月」

 昨年の激団トラベルボンバーズの第6回公演をもってして、ようやく自分が演劇大好き人間であることが自分自身で分かった。そしてこの「欲望の銀河」の練習中から、あるいは、僕の日々メロメロポッチの日常から僕を突き上げる何かがあった。それは、次のお皿ならぬ、次の演劇作品への取り組みだった。(「次のお皿」は第2回作品のタイトル)
 前回の「欲望の銀河」はその時までの僕の38年の人生観のすべてを表現したものだった。すなわち、メロメロポッチも劇中に出てくる宇宙の3大要素「時間」「空間」「人間」の3つの「間」を忘れることがコンセプトになっている。「今がいつ?」あるいは「ここは何処?」「私は誰?」といった、決まりきった根本すら「え、なんだったっけ?」と思えるほどリラックスして欲しいという気持ちで店を営んでいる。
 そして、今年は時代劇に挑戦する。しかも加賀藩の前田家の物語を金沢を舞台とした歴史ものとして表現する。相変わらず、まずタイトルが降りてくる。

「宵月」

幸いなことに前回の作品を観て下さった何人かのお客様が次回作品に出演したいと激団への参加を表明してくださった。これで一人二役シリーズはとりあえず終了する。僕もおそらく脚本・演出に専念することになるだろう。僕が向き合うのは「歴史」ということになる。大好きな言葉「歴史」。それだけつぶやくだけでわくわくする。そしてタイトル「宵月」。自分を鼓舞するには最高のタイトルだ。鼓舞されるだけにとどまらずさぁ書きましょう!!

わ、た、し!!