盆のさなか、僕は大島圭太にはまっている。選挙に行こうキャンペーンのさなか、民主党は、実は旧田中派小沢一郎氏の思惑を中心に動き、自民党は旧福田派、現在は石川2区の森喜朗氏がその意思を継承。すなわち、自民対民主に見える戦いも、本当は 小沢氏VS森氏ではないか、と首をかしげる。やはり、自民対民主の対立を超えるのは、全体の投票率のアップ、特に若者の投票率のアップ以外には考えられない。ひとりひとり、今回の1票が320万円の価値があり、【(1年の国家予算80兆円×衆院議員の任期4年=320兆円)÷(総有権者数、約1億人)=約320万円】、20代の総有権者数が前回の参院選で、自民党が全国比例区で得た得票数とほぼ同じ、すなわち20代、30代の若者がみな選挙に行けば、それだけで革命的パワーがあるということを、一人ひとりのお客様に伝えていく。気の遠くなるような行為だが、それが最も確実な王道だ。
 さて、今夜のLIVE、盆ボヤージュ。杉野清隆氏が主催し、金くんが高橋君なる名ギターリストを連れての夜。金君の気負わずに出てくる言葉の数々に圧倒された。その柔らかなセンスは天才といっても過言ではない。その中でも「幽霊少年」は21世紀の名曲に残ることは言うまでもない。何と美しくもせつない歌か。生死をいとも簡単に越えていくその柔軟さはマイケルジャクソンも草場の影から賞賛のダンスを踊っているに違いない。そして、高橋氏のさりげない、さりげないギタープレイ。実に洗練されていて心地良かった。それは会場の皆さんもきっと同じ感想を持たれたに違いない。そして、杉野氏。I don't like Monday.そして馬。今夜の流れの中で、彼自身もこの2曲が彼の今の名刺になっていることに気づいたに違いない。誰もが沈黙せざるを得ない曲の持つ世界観。改めて感嘆した。
 文頭に戻って、大島圭太。久々の男の中の男。彼と会うだけでパワーが沸いてくる。深夜、彼の歌をエンドレスでかけながらこの日記を書く。
 そこに山があるように、僕の人生も存在します。
 そこに川があるように、僕らの自由も流れ出す・・・

これから先、墓場に行き着くまで、どれだけの困難が僕らを待ち受けたとしても、大島圭太の歌がこの世にあれば何も恐れることはない。

 そんな夜。

ありがとう、今夜もご来場の皆様。