ぼくの音楽の起源の人来る!

 小学校の少年科学教室夏の一泊旅行。三和小のT君のウォークマンから流れてきた音。それがオフコースだった。洗練されたメロディーとハーモニーに、心わしづかみにされたことを昨日のことのように思う。それは、僕の人生の「音楽」との出会いだった。初めて行ったコンサートはもちろんオフコースのOVER TOURの石川厚生年金会館。忘れもしない、僕のコンサートデビューの夜だった。そこで、ポラロイドカメラ小田和正氏を写し、客席に投げていたギタリストが今夜、メロメロポッチに来てくださった松尾一彦氏だった。そのツアーで日本武道館10日間LIVEを挙行したオフコース。ひょっとして僕の青春初期のすべてだったといっても過言ではない。当然のことながら中3の修学旅行も移動中のバスはシングル「君が嘘をついた」のヘビーローテーションだったことはいうまでもない。
 電話とメールで松尾さんとやり取りをしていざ当日。リハーサルのハーモニカに泣きそうになり、ライブ後のお客さんへの優しい対応に人間的魅力を感じ、杉野君との打ち上げのニールヤング話しでは、一人間としての音楽への深い愛を感じた。数々のメジャーミュージシャンのお話もさることながら、ずっと音楽を愛し続けてきた人間の純粋さに心打たれた。正直、憧れの人には会いたくなかった。けれど、お会いできて本当に嬉しかった。感動をうまく言葉に出来ないが、めぐり合わせてくれた神様に深く感謝いたします。ありがとうございました。
 人生万歳!!!