住民参加がキーワード

 自分が立候補を予定する日々の中、次第に明確に見えてくるものがある。
国政といえども、原点は町であり、そこに暮らす一人一人の住民だということだ。ひとりひとりが暮らしの中で、こうなればいいな、あるいはこうなるのはいやだなというささやかな思いをどうやって実現していくか、というのが政治をする人間の一番の仕事だ。つまり、政治はひとりひとりの気持ちの具現化であり、生きるすべての人々の生き様なのだ。緑中学校時代、野球部で川上哲治氏が赤バット教室で指導に訪れた。キャッチボールは相手の気持ちになって球を投げる、この一点につきる。その言葉が、34になった今もリアルに胸に残る。互いの気持ちをぶつけ合って、初めて次なる境地が開けてくる。キャッチボール、グラブも長い間もっていないが、これが一番大切な気がする。