週末のライブ

 昨夜はDROP OUT SHOW、今夜は勝野タカシ、杉野清隆。ライブは継続からにじみ出てくるものがある。まさにそんな味わいを感じさせてくれる週末だった。
 42回を数えるDROP OUT はオルタナ系が際立つが故、これまでオーソドックスなサウンドに馴染んでいる者にとって居心地の悪いものだったかもしれない。しかし、しかしである。完全にその枠を超えたものを感じた夜だった(全体に)。酉を勤めたMODERN JUKE BOX がまた最高のグルーブ感で〆てくれた。その後明け方まで政治談議をしたが、僕はご機嫌だった。
 今夜の杉野清隆も、のどの調子が今一だったがきっちりきかせてくれた。そして勝野タカシ。彼は悟っている。金沢在住のすべてのシンガーソングライターに聴いて欲しいステージだった。音楽の枠を精一杯使った自由。これほど自由に日常を表現する男。興味は尽きることはない。永遠に彼の歌の流れを追ってゆきたい。そう感じた夜だった。
 歌い続ける者たちを支えるのは、聴き続ける者である。そしてともに週末へと向かっている。