文化祭

 学生時代、僕たちの人文学部の前の芝生にビニールハウスを毎年設営していた。なぜか食べ物はボルシチ。煙草はガラム。これが定番だった。最近、メロメロポッチのメニューもチキンカレーが静かなブームを呼んでいるものの、なにか、せねば・・・そしてボルシチと考えていたところ、今夜のライブにガラムの香りが・・・そうなるとおのずと心は文化祭。表現の祭り。酒と涙と義理人情。おとことおんなの激情物語。あんまり、そのような要素はない昨今のメロメロポッチ。けれど、今夜のライブ、ノーザンライフは心地よく日常の空間を切り裂いてくれた。言葉ではうまく表現できないが、危うい魅力のあるバンド。来週のマルヨネロックンロールにも出演。楽しみだ。スクランブルーも全国ツアーの報告を織り交ぜ、その気にさせてくれた。劇団不条理も来週の初ワンマンへむけて意欲満々の新曲の数々。haru もメロメロレーベルから出版したいと思わせるダークな世界。文化祭のような気分にさせてくれたのはどうやらガラムの煙のせいだけではなかったようだ。