歌うリアリティー

 先日のアンダーグラウンドライブに池田洋一郎さんがどうしても都合が悪く出演できないということで、特別に歌わせていただいた。本当は先月きて下さっていたみねちゃんの前で、どうしようもない満月の夕を歌ってしまい、そのお耳直しに歌いたいと思っていたからだ。みねちゃんと僕は、山口洋兄貴というミュージシャンの存在によって固く結ばれている。(勝手に僕はそう思っている)だから、あのひどい歌(先月)は、僕にとって中越地震のように心に大きな傷を残していたのだ。
 けれど、彼は仕事の関係で来店はされていなかった。ちょっと残念だったが、いざというときはただ歌うしかない。心を込めて歌った。そして多くのお客様からとてもよい反応をいただいた。最近の僕の心は歌いたくってしょうがない。信じられないくらい積極的だ。今この瞬間をすべて歌いこみたい。そして、遠くにいるあの人にいつかこの歌を届けたい。そんなふうに思っている。生きるリアリティーを感じることが僕にとってとても大切なことだが、歌うリアリティーの中から自分自身の生き様を感じる今日この頃。
 明日はケーキや〜こうっと。