信じられない話

 信じられないくらいヘビーな話が朝から続いた。それでも僕たちは生き続けなければならない。ランチの看板も出し忘れ、解決の糸口を探す。個人の信じられない行動はもっと大きな意思が作用していると考えるしかない。僕らはどこまでもちっぽけな存在でしかないのだ。どこまでもどこまでもちっぽけ。そう考えると、意外なことにまっいいか!と思えてくる。自分の問題ではないが、世界がすべてつながっているのならば、この町で起こる出来事はあの町でも起こり、あの人に起こることは、この僕に降りかかる。人生は自分自身を知ることの旅。最後に分かるのは自分がどんな人間だったのかということだけ。どれだけ孤独を感じても自分が自分に寄り添っている。
変な話だが仕方がない。そんな夜。