「無」と戯れたい

 ありふれた言葉であらわせるほど人の心は単純ではなく、常に先は予測不可能。流れ去る時間に気づくのは自分の怠惰と優柔不断。果たして私が触れたものは何だったのか?思い出せない混沌のなか「無」と戯れたい。
 届いた手紙に安堵の息をつく。夏は行ってしまったのか。夏は。