金沢市民芸術村10周年

 今夜、レンガ亭で金沢市民芸術村10周年を記念した、歴代ディレクターと職員の皆さんが集まる飲み会が催された。僕は、現在のpit1マルチ工房の前身、エコライフ工房の元ディレクターとして、参加させていただいた。
 現在の金沢の芸術をクリエイトしている豪華な面々、懐かしい職員の笑顔とともに過ごす一夜は、久しぶりに新鮮な感覚を僕に与えてくれた。その中で、巻達彦氏がつくってくれた間伐材を原料に使った名刺をお渡しさせていただく際、「メロメロポッチ」という店名を皆様が見られるにつけ、非常によいリアクションを頂いた。うれしい限りである。この店で、さまざまなイベント、ライブを催してくださった皆様、そしてご来場いただいたすべてのお客様のおかげである。ありがたい。
 刺激的なお話が多々あった中で、大場総合ディレクターの〆の挨拶が印象的だった。「24時間365日という初めての試みを金沢市がトライした背景に、市が市民を信じる。そして市民がそれに応える。という信頼関係があった。市が親で、市民が子なら、その信頼関係なくして、互いの成長はありえない。これからもこの信頼をベースに・・・」個性的なディレクターの面々と行政を結ぶ重要な役割を果たしてきた大場さんならではの信念。心打たれた。細川村長の変わらない、ゆったりとした存在感も、あったかい何かを感じた。
 今夜また生まれ変わり、人生の妙を味わう。つながりは目に見えず、されど、折に触れ気づかされる。感謝。