まきさんと働く

 マヤ暦でいうところの「青い手」まきたつひこさんと働き出して何日かが過ぎた。スロウと地球となみこをこよなく愛する彼は24歳。若いけれど、いろいろなことを僕に教えてくれる。そして寛大だ。どのようなお客様にもゆっくりと温かく応対してくれる。見習わなければならない。驚くべきことに、まきさんはハセケンライブのとき、「やさしいけもの」を聴いて泣いていた。僕は踊っていたのに。9月。なんだかだめそうだったけれど、まきさんをみていると、「ま、いいか!」と思ってくるから不思議だ。そして、ハセケンの歌をコピーまではじめた。そして、うまい。k川さんの「夜もちりじり」の録音を聞いた杉野氏が「前野君も歌うまくなったね!」と言ったように、まきさんの細やかな表現力と歌を愛する心は、そこはかとない。ひさこさんがいないと、なんだか不安だったけれど、それは僕が彼女に甘えていたのだろう。そうは言いながら、今はまきさんに甘えているわけだが・・・
 とにかく、綱渡りメロメロポッチはスリリングに週末へと向かう。