ふみ子の海

 シネモンドで先週末から始まった映画「ふみ子の海」。日本映画の王道を行く素晴らしい感動の一作だった。観終わった土曜の昼下がりから、お客様には「あ〜話しは、ふみ子の海を観てからね。それからそれから。」と言って何も受け付けない。この国の忘れかけたいいところを気持ちよくみせてくれる。風景も。人の心も。人と人のつながりも。決して豊かではなくとも、必死に生きる人々の美しさ。これが何にもまさる「美」の原点ではないか。一生懸命、生きるとき、はじめて手は差し伸べられ、光が差し込む。心が動き、道が開ける。どうしようもないことばかりだけれど、決してあきらめず。小さな感動で心をいっぱいにする。たった一度の人生。いただいた尊いこの命。
 みなさま、話しはふみ子の海を観てからです。とりあえず。

あぁ〜もう一回観てこようかな。っと。