ファンの女の子

 先日、メロポチの某お客様の熱烈なファンです。という女の子が現れた。ご家族で富山県からいらした彼女は、サカノユリさんと話がしたいという。彼女のブログでメロメロポッチが書かれていたので来ました!と目がきらきらモードになっている。僕の携帯からユリさんに電話すると彼女は10数分扉の向こうに行って熱心に話していた。
 そう、彼女は何を隠そうユリさんが書いて出版された「恋するアトピー」を読んで大ファンになったのだ。そして、出版されたときにお知らせをいただきながら、僕はようやく今日になってその本を読ませていただいた。(すいません!ユリさん!!)
 読後「人生やな〜〜。」としみじみ秋空を眺めた。アトピーの辛い山を越えたところで僕は彼女に出会った。そんな過去があったとは!!そして、その過去を「本」という形で世の中に出すということで、やはりユリさんは表現者なんやな〜、としみじみ思ってしまった。そして、幸せ者やな〜。でもその幸せは、たんに与えられたものではなく必死に生きてもがいて掴み取った(100パーセントではないにしても)もので、だからなおさら味があるな〜と。ユリさんには申し訳ないくらいの遅いタイミングだったが、僕にとっては実にキャッチなタイミングだった。またいつか、彼女と感想について話をする楽しみが増えた。
 秋は読書。そして、雲。何より、掃除。