早く感じた一年。

 まだ終わってないけれど、脚本が仕上がり、通し稽古が終われば、おおむね今年も終わり。相変わらず楽しく最高な一年だった。しかし、今年ほど「あっという間」というせりふが僕にとってぴったりな年はなかった。光陰矢のごとし、少年老い易く学なり難し。いろいろな教訓がいっぱいあるのよ〜、は「ぼくらはいつか かならず とけあう」からの一節。今年のテーマは時間。暗闇時計なるものがあらわれ、生きとし生けるものを平等に死においやるという。お見合いで意中の女性とめぐりあい、舞い上がるコンピューター青年。中身がないと仲良しの友人に言われ街を彷徨う女。国家機密に関わる仕事をしながら怪しげなバーでコスプレに全力を尽くす男。事情があって父親役、母親役を同時にこなす謎の親。現実には、いそうもないはずなのになぜか懐かしい感じの面々。物語はどこへ行くのか、関係者以外誰も分からない結末。「今を生きる」とよく言われるが、果たして「今をいきる」とは?“時の秘密”をキーワードにスリリングな異次元ワールドへ行けば、きっとめでたく明けましておめでとう!!
 まだ早い〜〜〜。年をとるには。もう少し、演劇でも楽しんで年末を迎えたいものです。もちろん、みなさまとご一緒に!!!!

 よろしくお願いいたします!!!